店舗を作るためのチェック項目
出店をお考えの際、是非とも「知っておきたい・考えておきたい」項目をまとめてあります。
ご自分の店舗に対する「想い」を再確認するため、店舗造りをスムーズに進めるために是非参考にして頂き
より良いプラン造りを目指して下さい。
店舗のデザインについて
店舗は時代の鏡みたいなものです。その時代の生活や流行が反映され変化して行きます。
私が商業施設に関わり始めたころは、カフェバーやディスコが全盛でした。
(かなり古いですね!)
今は、その時代の業種・業態そのものが一部無くなったり復活したりと忙しいかぎりです。
更に時代の変化と共に出店者やお客様の好みも変わりますので当然ですが100%正解の店舗デザイン等存在しません。
ただ店舗ですから売れる店のデザイン造作は残り、売れない店は時とともに消滅します。
それは店舗デザインがどんなに素晴らしくても経営と常に表裏一体である宿命でしょう。たとえどんなにお金を掛けたとしても!
それでも初めてお店を造ろうととする時は、ほとんどの皆さんは具体的では無くともこんなお店を
持ちたい夢・想いがあるはずです。その想いが具体化されカタチになれば、お店に対する愛情も
倍増し仕事のやりがいも出てくる事でしょう。
そのお手伝いが出来れば設計者としての私も幸せですし、やりがいにも繋がります。
そこでデザインの一歩としてまずお店を出すコンセプトが重要な要素となります。
そのコンセプトを足掛かりにお店づくりの階段を一緒に昇りましょう。
店舗のコンセプトについて
出店コンセプトに独自性は必要ですがあまりにも特殊すぎると市場規模が少なくなり商売が成立しません。
逆にあまりにも一般的すぎると市場規模が大きくなりライバル(商売敵)が多くなります。
以下の事柄を再確認することは、店舗デザインのみならず出店後の方針も確認出来きますので必ずお考えを何度も見直しまとめることをお勧めします。
-
あなたのお店の売り物はなんですか?
自分のお店の名物商品にはこだわりたいものですね!
独自性の看板商品を見つけ出す事ができれば店舗イメージにも反映されます。
インパクトの強い商品とインパクトのある店舗デザイン、通常商品と個性の無い店舗のようにイメージは連動します。
-
どういったカタチで売りますか?
物販店でしたら販売方法、飲食店でしたらセルフサービスなのかフルサービスするのか? などのように想定します。
名物商品にオリジナルサービスがあればよりグッドですね。これらは店舗レイアウトの基本になります。
-
ターゲットは誰ですか?
大人・ヤング・ファミリー・サラリーマン・カップル等ターゲットにより、出店立地・客単価・回転率営業時間設定が変わります。
店舗デザインはもとより、当然経営収支の重要な要素になりますので充分考慮しましょう。
以上コンセプトが煮詰まりましたら具体的なお店の検討にはいりましょう。
店舗創りをスタートするにあたって
次に立地、予算など現実的な事柄を先にまとめた事柄と照らし合わせ検討していきます。
-
開店時期はいつにしますか?
物件捜し・設計期間・施工期間・オープン準備等トータルなスケジュールを考慮して極端に無理な設定はやめましょう。
-
店舗立地はどうしますか?
商店街・住宅地・郊外立地等また駐車場の有無等ターゲットにより充分検討しましょう。
-
予算はどれ位可能ですか?
工事金額は当然安ければ安い程嬉しいですね。その方法には一般的に大きく2種類あります。
- デザイン・設計としてのコスト調整
-
当然グレードの高い店舗ですと、工事金額は上がります。こだわりの内容により仕様を検討・調整します。
さらにローコストにするには中古品や自分達で制作できる事はやってしまうことも検討しましょう。
中古の椅子とビニールレザーを購入して自分で張り替えもやって出来ない事はありません。
また、居抜き物件で投資を押さえる方法もあります。
- 施工業者によるコストの違い
-
当然同じ設計図面で見積もりしても定価はありませんので施工業者によって、かなり金額がの差が出る場合もあります。
数社に見積もり依頼をして良く検討しましょう。
その時に注意しないといけないのは単純に安いだけでなく、その工事内容に実績があるかどうか?です。
特に飲食店舗等ですと設備がかなりの比重をしめますので、充分な実績のある業者さんでないと後々のことも心配です。
打ち合わせ段階で良く見極めましょう。
手持ちのお金だけでは、どうしても資金が足りない場合が多いものです。
資金の借り入れの検討や部分的(例えば飲食店の厨房器具等)にリースにする等による投資コストダウンも検討しましょう。
-
全く新規に店を創りますか?それとも居抜き物件を改装してコストを抑えますか?
スケルトン物件(壁・天井その他造作が基本的に無い状態の物件)で新規にお店を計画するとそれなりに大きな費用がかかります。
予算に余裕の無い場合やタイミング良く希望に近い物件があった場合には居抜き物件も考えてみましょう。
特に飲食店では見かけの仕上げ費用より設備費用が大きくなります。
空調・給排気・給排水・ガス・電気・防災設備等が思ったより高い見積もりが出てきて驚かれる方は多いです。
ただこれらは高いからと下手にケチルと大変で竣工後にやりかえるともっと大変な事になります。
また居抜き物件ですと既存をできるだけ利用する事によりかなりコストが抑えられますが、その分いろいろと制約があります。
以下の表でご確認下さい。
| メリット | デメリット |
新規店舗物件 (スケルトン物件) |
ゼロからのスタートなのでコンセプトを反映させた店造りができる。 |
コストがかかる。 退店時にも現状回復としての費用がかかる。 |
| 居抜き物件 |
内装・設備等工事費用全体が抑えられる。 工期が少なくなり素早い開業ができる。 |
レイアウトに制約がある。想定した内容に近い物件はなかなか出てこない。
既存の設備にある程度年数が経過していると問題が出てくる場合がある。
|
各ポイントを是非とも押さえておきましょう。これだけでも確実にまとめておくだけでもスムーズに進められるはずです。
でも「これはどうしよう?」「一般的にどうなの?」など迷われることもあると思います。
またケースによってはまだ押さえておきたい事柄などあるのも事実です。
そんな時は、迷わずその道のプロに聞くのが効果的です。発注前段階でお悩みの場合は当社でも無料にてご相談承ります。お気軽にお問い合せ下さい。